未来への道標の支援とは・・・
■当事者 Aさんからの一言
私は小学生の時から強迫性障がいを患ってきました。学生の時は何時も自分の症状に苦しみ、まともな学生生活も送れていませんでした。成人してから精神科に通い始め、薬を飲みながらの生活が始まりました。
調子が良かった時もありましたが、社会人になってからも一般雇用の仕事が続かない事が多く、障がい者雇用、就労継続支援などを利用していました。徐々に薬の効果も期待できなくなってきて、症状が悪化し始め認知行動療法なども行なってきましたが、辛い日々が続いていました。その後、一時的に改善するも自己判断での断薬が原因で、症状が著しく悪化してしまい、実家でも荒れてしまう日々が続いてしまいました。とうとう社会生活だけではなく、実家での生活も難しい状況になってしまいました。
そんな状況の中で内川さんに出会い、支援をしていただける事になりました。私が荒れてしまった時も内川さんは否定せず、私の気持ちを理解してくれました。そして内川さんは私の夢や希望を叶えるために、沢山の支援をしてくれています。近くに居て一緒に歩んでくれる支援に、福祉を超えた人間同士の純粋な関わりがあり、内川さんに出会えた事が私にとって、とても大きな力になっています。医療だけではなく、その力が症状の改善に繋がっています。
また内川さんから沢山の事を学び、人としても少しずつ成長していると実感しています。これからも内川さんと一緒に歩んで、明るい未来を創っていきたいです。
■最初にホームページを立ち上げたピアスタッフBさんからの一言
Webサイト構成や、ホームページの作成は、色々なことを考えながら作成しなければならないので、大変でしたが、やりがいのあるものでした。色々なことを自分で調べ、時には人から教わりながら、やっとこのWebサイトを作成することができました。このサイトを通じて、少しでも今の生活に悩んでいる方や障がいをお持ちの方との架け橋になればと思います。
私の場合は聴覚過敏や被害妄想があり、それが強いとパニックになってしまうこともありました。そんなときは、頓服薬をうまく使うことが大事でした。適切なタイミングで、頓服を適量うまく服用して、気持ちを落ち着かせるという術を身に付けて、今でも感情の波はありますが、なんとかその波は以前よりかコントロールできているかと思っています。こういったことは、私一人では身につかない事でした。応援・協力をしてくれた幣法人の理事長とのつながりや、グループホームの世話人さん、病院のお医者さんやソーシャルワーカーさん、訪問看護さん、そして家族、本当に回りのたくさんの方のアドバイスや熱意に恵まれて、今があります。前を向いて、ときには一歩下がりながら、それでも着実に前進していければ、それでいいのだと私は思います。未来への道標GHは、色々な方の応援・協力やさまざまなサポートに囲まれながら、たくさんの経験を積める絶好のチャンスの場なのです。
■代表理事内川から一言
彼との出逢いは、大手病院の相談室でした。今の彼からは想像もできない精神状態で、本当に大変な時期に出逢いました。
でも、コツコツコツコツと前に歩いては、後ろに下がり、ある時は、右に左に人生の道を歩きながらきました。でも、彼は、ゆっくり、ゆっくり、ゆっくりと本当に亀のように人生の道を歩いてきましたが、何回も不安と戦いながら心の成長の壁にぶつかりながらその壁を周りの人々の応援と協力で打破してきました。このホ-ムページも彼が創っています。初めからできたわけではなく、一歩、一歩、一歩を大事に歩いてきたからこその成果だと思っています。
これからも一緒に一歩、一歩、一歩、その人の歩幅で伴走していこうと思っています。
それが、粘りづよくできるのが、未来への道標 G所沢だと思っています。